書いたものをそのまま表装(額装や掛け軸等)して完成させる“作品づくり”はちょっとした緊張があり、筆を和紙に入れるまで多少時間がかかります。
恐らく、思い描いている書体が書けるかどうか書き始めるまで不安だからだと思います。
広告物用の筆文字は依頼されたイメージを固めて何種類か書いたものをスキャナーで読み込み、イラストレーターやフォトショップというソフトを使ってパソコン上で加工することが多く、墨の濃淡やかすれは表現しにくいのですが、バランスや大きさ、色合いなど納得のいくまで調整ができるので、書くときの気持ちにゆとりがあります。
約60☓90cmサイズに四字熟語を書く作品づくりをしたのですが、2文字くらいまで上手く書けてるなと思うと3文字目で欲が出て失敗。。。次は気持ちで書こう!と強気で進めると力が入りすぎて流れのない作品に。。。4文字目の途中までいい感じで書けてるな〜と思った瞬間、調子に乗ったのか最後に思いもよらない点を書いてしまったり。。。
今回は52枚目で何とか納得の作品が書けました。。。^^;
いろいろ考えず、背伸びせず、上手く書こうと思わず、今の力を信じて出すだけでいいのに難しいものですね。
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