玄関に飾る額作品を頼んでいただきました。
このような作品を制作させていただくときは、お客さんの思いを聞いた後、どの位置にどんな作品がよいのかイメージを膨らませ、飾るスペースの寸法を測り、そのバランスを考えて額の大きさを決め、そこから和紙のサイズを割り出し、練習後、緊張の中^^書きはじめます。
お客さまが考えられた「真善美」という造語は、“生きることは美しい。新知で天地を貫く。それこそ美しい・・・”といったような意味があると言われていたことと、この造語を考えたきっかけが私の名刺の書体と聞き、その書体も意識して書きました。
実際に書いてみると、先日お話した善と美の字が並んでいるので難しく、なかなか納得のいくものが書けませんでしたが、お客さまのお人柄と玄関の雰囲気を思い浮かべながら何とか書き上げました。
何枚かお見せした中からおすすめだったこの作品を選んでくださったので、あとは文字の雰囲気と玄関に合わせて表装を依頼。
布地の色合いは迷いながらも表具屋さんのアドバイスをいただきながら私の方で決めさせてもらいました。
大変喜んでいただけたのでで本当によかったです。
ただひとつ…、額受金具と額縁の間に入れて額縁を傷から守ってくれる“額受け用座布団↓”の色合いがちょっと合わなかったので後日他の色をお持ちすることにしました。
大切な場所に飾らせていただく書を頼んでいただきありがとうございました。
◎おまけの写真
名刺が金に!
裏面のキリンも金に!
先日、印刷機の展示会で、ある機械に名刺を通しただけで黒が金に変わりました♪
日本の技術は本当に素晴らしいです◎