資格認定試験「成家」無事合格しました!


昨年の「師範正」という資格認定試験に続き、今年はその上の“成家”という試験を受けまして、無事に合格することが出来ましたーー!!!(パチパチ^^)

師範という言葉はよく聞くと思いますが、その一つ上が師範正、その上が成家。(で、終わりです。)

家を成すと書く凄い称号を本当に私がいただいてよいのかは分かりませんが、名に恥じぬようこれからも精進するのみでございます◎

さて、成家を取得するには、師範正の資格を持っていて2ヶ月前に出る課題9点の作品等を提出し、それぞれに合格点をもらう必要があります。

今年の課題は、
①半紙〈楷書〉5文字「荒城臨古渡(こじょうことにのぞむ)」
②半紙〈行書〉5文字「荒城臨古渡」
③半紙〈草書〉5文字「荒城臨古渡」
④半切〈楷書〉14文字「芳春山影花連寺獨夜潮聲月満船」
⑤半切〈行書〉14文字「芳春山影花連寺獨夜潮聲月満船」
⑥半切〈草書〉14文字「芳春山影花連寺獨夜潮聲月満船」
⑦半切〈臨書〉「真草千字文」の抜粋「雲騰致雨露結為霜金生霊水玉出崑岡」(二行書)
⑧半紙〈実用書道(小筆)〉「平等院の鳳凰堂はもちろん阿弥陀堂である。ここは一尊仏で、平安期の他の堂に比べると小さいが、本尊の阿弥陀仏にしろ壁画にしろ、浄土芸術の枠があつまっている。(立原正秋〈日本の庭〉より)」
⑨論文〈800字〉「和様の四代流派について述べなさい。」

※半切(はんせつ)とは34.8×136.3cmサイズの和紙です。

※⑦の真草千字文(しんそうせんじもん)の古典はこちら↓の草書部分(2行目上から3文字目から)です。(抜粋)

今回一番大変だったのは成家のみ提出しないといけない論文!

大学の卒論以来ということで、論文ってどうやって書くんだっけ??というところからはじまりました^^;

課題の量が多い上、なかなか納得できる書も書けず、気持ちが焦るばかり。

何度も何度も何度も何度も……諦めかけましたが、一緒に受験する親友や気にかけてくださる生徒さんたちのお陰で何とか乗り越えることが出来ました。

全部で何百枚書いたかな〜。

それも全て報われました。

何名受験したかはわかりませんが親友も含め4名受かったそうです!

副賞は大変珍しい日本製の朱肉(印泥)。

大切にします(^^)

そしてこれからも初心を忘れず、書ができる環境に感謝し、書きます◎

勉強させていただきありがとうございました。

8件のコメント

  1. おめでとうございます。
    凄いこと なんですよね。
    師範でもすごいことなのに
    師範正 その上の 成家 って。
    お祝いしましょう。

  2. 雨のみちさん、ありがとうございます!
    凄いことなんでしょうが、これからが大切だと思っています(^^)
    光栄です。

  3. おめでとうございます!
    素晴らしいです!!!
    お恥ずかしながら、師範までしか知らず、
    その師範の上の上!
    また、その課題にも驚き、私は読むのさえ
    大変でした。

    お疲れ様でした。
    いつか西尾さんの書を生で見てみたいです!
    これからも輝かしい書の道を歩んで下さい!

  4. 櫟の樹 ナツメアヤさん、ありがとうございます!!コメントいただけるなんて嬉しい限りです。
    私も師範の上があるなんて何年か前に知ったくらいです(^^)

    また美味しい料理を食べに伺わせてください!感謝。

  5. 合格おめでとうございます!
    ブログで拝見するだけでもお忙しい日々を送られていたのに試験まで!!
    もう素人にはどう凄いのかがよく分からないレベルのお話ですが、
    本当にお疲れさまでした。
    マキリンク5周年も合わせてぜひお祝い会をさせてくださいませ〜。

  6. うりしっぽさん、ありがとうございます!!
    私にも必要な資格なのかどうか分かりませんが、挑戦できただけでもよかったです(^^)
    久しぶりにお会いしたいです♪

  7. 遅まきながら、おめでとうございます。
    凄い試験があるものですね!
    刺激を受けて、というのではありませんが、七月から70の手習いで書道教室に通い始めました。
    八月は敬天愛人の西郷さんに会いに鹿児島に行き、銅像とお墓でお話して来ました。
    今は月の前半はカンボジアで、毎日、先生に書いて頂いた、「敬天愛人」と「和」を眺めております。

  8. 御園さま、ありがとうございます。
    書道をはじめられたと聞き、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。
    書道は見るのも良いですが自分で書くことが何より楽しいと思います。次お会いした際はぜひ見せてください(^^)
    鹿児島、さぞ良い旅だったことでしょう。「敬天愛人」がたくさんの縁をもたらしてくれましたので私も御礼を伝えに西郷さんへ会いにいかないとですね。
    またカンボジアでお会い出来ることを楽しみにしております。

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