今年の書き初めは、年賀状となりました。
が、臨書ではこちらの石門頌(せきもんしょう)。
命の最後の縦線がちょっと短くなりましたが…約10日ぶりの臨書は楽しかったです。
石門頌は、後漢の時代の褒斜道(ほうやどう)の開鑿(かいさく)修理記念の刻石で、岩壁に刻まれた隷書の摩崖石刻(まがいせっこく)。
高さ261cmX幅205cmに22行。1行に約30字刻文されています。
書風は、リズムと流動性に富んだ線でいて、こだわりがなく自由闊達で力強く、のびやかで情趣に満ち雄大且つ素朴であり、漢隷の中の“草書”と評する人もいるそうです。
また、のんびりとした気分も感じられ、自然人の飾り気のない無心さ、自在さがうかがえます。
私がはじめて石門頌を臨書したのは社会人に入って24歳の頃。
理由は、書を書くスピードが早すぎたのでゆっくり書けるようになりたいと思い、何を臨書して練習したら良いか先生に尋ねたところ「この古典を学びなさい。」と石門頌を紹介されました。
最初は書くリズムと独特な書体を掴むのに苦労しましたが、一度楽しいと思うと全臨(一冊書き終えること)もあっという間。
少しはゆっくり書く力もついたかなぁ〜^^;
それ以来でしたがやっぱり楽しいものです◎
◎おまけの書
タイトル:書き初めらしい書き初め
今年のテーマ「臨機応変」笑。
いつも素敵な書を拝見させて頂いております。
今年は私ももう少し鍛練したいと思っております。
今年も宜しくお願い致します。
片山 郁雄さま、見ていただきありがとうございます。嬉しく思います。
こちらこそ今年もよろしくお願い致します。