花が実を結んで繁栄する過程(プロセス)。
一華開五葉(いちげごようをひらく)という禅語です。
この五字熟語は美しい言葉で、一輪の花が五枚の花弁を開いて、やがて実を結ぶ、自然のありのままの姿、何も気負いのない自然体で力強い繁栄の象徴を意味します。
五つの花びらとは五つの心のこと。
一、純粋で清らかな相手の心をありのまま受け入れる円満な智慧。
二、差別の意識を捨て、平等に拝める智慧。
三、差別でなく、平等の中での区別がこまやかに、確かに観察できる智慧。
四、他の人々のために行動できる智慧。
五、この世界は皆、仏の心の現れだと受け取れる素直な智慧。
という禅のやさしい教えより^^
〈参考本:ほっとする禅語〉
◎おまけの一筆書き(筆イラスト)
タイトル:山菜のゼンマイ