張玄墓誌銘の臨書

張玄墓誌銘「遠」
遠くへ旅に行きたいな〜と思いながら「遠」という文字を書こうとしていたら、今学んでいる古典『張玄墓誌銘(張黒女墓誌銘)』の中に「遠」という漢字がありましたので、臨書(手本を見ながら書くこと)しました。

張玄墓誌銘は北魏時代の墓誌。
墓誌とは死者を埋葬する際、姓名や履歴を刻んで墓の中身埋めたものです。

墓誌も時代とともに整えられて北魏の時代には文字の美しさが賞賛されるようになり、筆に勢いがあって気力のみなぎった書が多く見受けられるようになったそうです。

北魏のころ力強い楷書が発達したのですが、私はその頃の楷書が好きで高校時代一番学びました。お陰で今でも力強い書体ばかり書いてしまいます。。。

張玄墓誌銘
この張玄墓誌銘はそんな力強い楷書の中にやわらかさと品格を潜めた書体です。
柔軟さもあるように思うので、あえて羊毛の柔らかい筆で書いてみました。

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