筆文字ロゴの制作はご依頼を受けて書き始めるまでとても緊張します。
お客さまが一生懸命考えた店名やブランド名を少しでも目に留まるように、お店やブランドのことが少しでも伝わるように…と、希望に応えてよいものを提供したいと思えば思う程、プレッシャーが大きくなるのか、筆に墨を付けて和紙に運ぶまでドキドキです。
きっとこんな風に書きたいとイメージが膨らんでも自分の実力で思い通りに書けるか不安だからでしょう。。。
心身が一体となって筆先が思うがままに動くようになるには道は遠いですが、だからこそ書道を継続していくのだと思います。
最近ご依頼をいただいたロゴは、すぐにイメージが浮んできました。
がしかし、いつも書き慣れている筆でもなかなか思い通りに書けずちょっとしたストレスを感じ、開き直りといいますか…頭を切り替えて、思い通りに書けないことを楽しんでみよう!と、日頃あまり使わない筆(白狸の筆)に変えてみました。
それが的中。
思い通りに書けないことが思いもよらない面白さを生み出してくれて、納得のいく筆文字を書くことが出来ました。
内9案をご提案。
一押しの一案目で決まりました♪
とっても嬉しかったです(^^)
いろんな道具を活かしながら失敗を恐れず変化していくことも大事だなと改めて思いました。
◎おまけの一書(画)
タイトル:くもとひつじ