筆はお手入れ次第で寿命も変わってきます。
今までの経験上、筆の洗い方が悪くて毛が抜けやすくなったり、毛が切れたり、筆が割れて(根本から分かれてしまうことです)しまうこともありました。
自己流の部分もありますが筆のお手入れ方法をご案内します。
1.穂先を充分に濡らしながら水でよく洗います。
流水でも、水を溜めて洗ってもどちらでも構いません。
2.特に注意しないといけないのが根元。毛を回しながらしつこく洗います。
ここで墨が固まると、毛が切れたり、筆が割れたりしてしまいます。
3.根本を押しても墨が出なくなるまで洗います。
4.指で水分を絞りだして穂先を整えたら完了です。
使用済の半紙などで水分を取り除いても構いません。
(筆を洗うのが苦痛に感じない程度に、根本を中心に洗っていただければ大丈夫です。)
整えた後は筆をぶら下げて自然乾燥します。
乾いた後、写真↓のように筆の先に墨が落ちて固まりかけている場合もあります。
その時はもう一度洗うのも良いですが、
私はたま〜に、1〜2日間程、筆をお水に漬けてあげます。
空き瓶やバケツ等、筆が漬けられれば何でもよいです。
そうして、また筆をぶら下げて自然乾燥すると、このように↓綺麗になります^^
筆が割れた時もこの方法はオススメで、ぬるま湯がより効果的なようです。
綺麗になった筆を見ると、筆も生きてるんだな〜って思います。
もともと動物の毛というのもありますが、人間と一緒でやはり“水”は大切ですね◎