九州国立博物館へ 〜王羲之と日本の書〜


昨日九州国立博物館へ、とっても楽しみにしていた特別展『王羲之と日本の書』の後期を見に行ってきました。

5年前、東京国立博物館で開催された「書聖 王羲之」展を上京して見に行き、書の美に感激した王羲之の特別展を地元で見ることが出来るなんて本当にありがたく光栄なこと。

楷書・行書・草書の書体を洗練させて現代に至るまで書法の最高の規範となり、書聖と言われた王羲之(おうぎし)は、日本の書の源。

今回はその王羲之から日本の豊かな書が生まれた流れを見ることが出来、改めて書の魅力に感動し、美しい線にただただ見とれ、書家の性格や感情を想像したりと楽しませていただきました。

素敵な作品は多々ありましたが、その中でも面白いなと感じた作品を図録から少しご紹介させていただいます↓^^

●詩書屏風(ししょびょうぶ)
江戸の深川に住んだ書家・三井親和81歳の作品。

私の好きな篆書に秀で、七言二句の詩の最初の二文字を篆書や隷書、残りを草書で書いていて、最初の二文字の書風が異なるのが面白く1780年の作品と思えない斬新さに感動しました。
 

●渡唐天神像(ととうてんじんぞう)
近衛信尹による渡唐天神像。

これは文字絵。頭部を「天」の字、身体を「神」の字で表現していて凄い。空間の活かし方も好きな作品です。
 

●鶴下絵三十六歌仙和歌巻(つるしたえさんじゅうろっかせんわかかん)
本阿弥光悦筆。俵屋宗達画。

全長30メートルにわたって金銀泥で描かれた俵屋宗達の鶴の下絵にめちゃくちゃ感動しました。私だったらこの上に字は絶対書けませんが、リズミカルに下絵を活かしながら和歌が書かれていて感心するばかりでした。
 

●妹至帖(まいしじょう)
王羲之筆[原跡]

王羲之の肉筆はすべて失われた中、唐の宮中で精巧に作られた歴史的な複製。
見るのは三度目ですが、
“こんな線を一本でもいいから書けるようになりたい。そのために練習しよう”
って思う、わずか二行の断簡です。
 

◎おまけの写真
タイトル:鬼瓦最中

九州国立博物館のおもてなしイベントでいただきました。美味♪

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